膝に溜まる水

滑液が膝関節に溜まると、膝が腫れ、張りやむくみが生まれ、動きにくくなってしまい、悪化すると、ひどい痛みと共に歩くのも困難となります。滑液は、膝の一部である滑膜から分泌される液体で、これによって関節はスムーズに動けるようになります。車体の中では、歯車などの機械部位がスムーズに摩擦なく動かせるよう、常に油を機械全体に流しているのですが、その潤滑油は、元々人間の身体の構造における滑液の働きをヒントに作られたものです。潤滑油が漏れると、車は故障します。

膝に溜まる水は、「関節液」と呼ばれる滑液です。膝に溜まる水は、わたしたちの生活からイメージするお水ではなく、体液の一部なんですね。特に、スポーツ選手や肥満体型の人がこのような状態になっているようですね。しかし、膝が故障すると、むしろこの液体が不要物となってしまうのです。

膝に溜まってしまう滑液は、血しょうの濾出液が基本となり、そこにヒアルロン酸の多糖体が加わっているものです。滑液の役割は、単に膝を円滑に動かすための潤滑油というだけでなく、細胞組織の残骸を除去するなど、不要物を溜めないようにする働きがあります。この膝に水が溜まっている状態というものは、実際に普通の水が溜まっているのでしょうか?実は、この場合、本当の意味での水とはちょっと違います。

膝の痛みの原因のひとつとして、よく「膝に水が溜まっている」ということが聞かれます。車に詳しい人であれば、潤滑油というものをご存知でしょう。人間も同じですね。